ファイナンシャルプランナー1級|試験の出題内容は?
ファイナンシャルプランナー1級は、金融財政事情研究会で実施され、FP協会では実施されません。
よって、金融財政事情研究会(通称きんざい)で実施されるファイナンシャルプランナー1級の出題内容について、確認します。
1級の学科の出題科目と形式
きんざいが実施するファイナンシャルプランナー1級試験の学科試験は3級、2級と同様に6科目になります。
この科目に関しては、FP協会と同様です。
具体的には、ライフプランニングと資金計画、リスク管理、金融資産運用、タックスプランニング、不動産、相続・事業承継になります。
ただし、きんざいが実施するファイナンシャルプランナー1級の学科は、FP協会と異なり、基礎編と応用編に分かれます。
基礎編は4択の形式で50問、応用編はリスク管理を除いた分野で筆記試験の形式で5題になります。
ファイナンシャルプランナー1級の学科の出題内容
きんざいが実施するファイナンシャルプランナー1級の学科の出題内容は、2級と内容は同じですが、最新の法改正や制度改正を混ぜた出題となります。
そして、基礎編はマークシートですが、応用編は筆記試験のため、論述対策を行う必要があります。
特に、不動産の活用と相続・事業承継については、実技試験でも問われますが、より深い内容が出題されています。
よって、より専門的な内容が問われるため、2級以上に充分な試験対策が必要であり、テキスト以外にも新聞や雑誌をもとに時事ネタに対する対策も行うべきでしょう。
1級の実技試験
きんざいが実施するファイナンシャルプランナー1級の試験の実技試験は、口述試験形式で行われます。
具体的な内容は、不動産の活用と相続・事業承継になります。
口述試験は2回に分けて、異なる事例が用意されていて、複数の審査員と面接して、行います。
受験者はファイナンシャルプランナーに立場で、審査員は顧客の立場で対話するイメージで行います。